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ロビーの風景

2021.07.04

新型コロナウイルス感染に思うこと

皆様ご存知のことと思いますが、当院の病棟スタッフが新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。

院長指導のもと、スタッフが勤務する病棟の患者さんとスタッフにPCR検査を行い、徹底した消毒・清掃を行いました。おかげさまでクラスターになる事はなく、感染者1名で食い止められたのは、ひとえに職員の団結力によるものだと思います。

幸いだったのは、入院を請け負う一般病棟とフロアが別であったこと、感染したスタッフの病棟間の行き来もほとんど無かったこと。

もちろん御家族様をはじめ、外来通院されている患者さんからの問い合わせも多く、その対応に全職員が追われる毎日。退院が決まっていた方も、施設の受け入れが難しく延期となってしまうことも多々ありました。

県の会見で、あんなにフォローしていただいたのに、なかなか御理解を得られず、寂しい気持ちにもなりました。入院を必要とする患者さんを、病院として受け入れなければならないのに、それがままならない悔しさ。風評被害の恐さをまざまざと感じています。

また、正直スタッフ間で油断もあったのではないか?第3波が押し寄せているというのに、県外から帰省した家族を安易に受け入れたこと、ついマスクを外しておしゃべりするなど・・・。今回の事が、改めて襟を正すきっかけになったことは事実です。

小さな病院の中でも、理解度の低さから、感染スタッフが勤務する病棟のスタッフに対して嫌な態度をとってしまった・・・なんてことも。

好きで病気になる人はいません。起こってしまった事はどうしようもない。

これからどうしていくべきか。地域に根付く病院として、一刻も早い信頼回復に努め、安心して利用していただける環境作りにまい進していきます!

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