お知らせ
NEWS
2018.07.04
排便のプロフェッショナル
先日、遠く福岡県大牟田市から、NPO法人日本コンチネンス協会コンチネンスアドバイザーの種子田 美穂子先生をお招きして、院内ラウンドと研修会を開催していただく機会を得ました。
先生はいわゆる“排便のプロフェッショナル”
コンチネンスアドバイザーは日本で10名ほどしかおられないそうです。
講演で全国を飛び回られている先生を、一個人病院にお招きすることができました。
院内ラウンドでは、カルテの情報から問題点を素早く抽出し、患者さんのもとに赴き、実際に腹部の聴診・触診、マッサージ、ひいては摘便まで実践し、私たち看護職に体験を通してのご指導をしていただきました。
研修は、息もつかせぬノンストップの1時間。私たちは長年の経験上イレウスを恐れ、「3日なければ即下剤」の虜になっていないでしょうか。でも、それは決して患者さんのためになっていない、個別性も置き去りにされた一辺倒なただの排便業務を行っているに過ぎないと、改めて考えさせられました。必要のない内服は止め、その人の排便の周期を知り、ふさわしい対応策を考える。これこそが専門職である我々の成すべきことだと。
先生が生命をかけて取り組まれている排便に関しての今回の研修で得たものを、私たちもこれからどんどん活かしていけたらと思っています。
機会があれば、先生の講義に多くの方に参加していただきたいです。パワフルでビューティーな先生から、パワーと感動を分けていただけますよ!