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2023年11月27日に飯田医師が福井テレビ ”ニュースイット 健康のタネ” に出演しました。テーマは ”痔について” です。以下にその要旨を記載します。
また、この解説がフジテレビのFNNプライムオンラインで全国放送され、Yahooニュース、TikTokでも取り上げられました。

最悪の場合命の危険性も、冬場に患者が増える「痔」 一刻も早く専門医に

寒くて乾燥するこれからの時期、冷えにより痔になる方が増えるといいます。予防法や治療法を専門医に聞きました。

《佐橋アナウンサーリポート》
日本人の3人に1人が患っているといわれる痔。特に、冬場は患者が増えるということです。
今回「冬のお尻ケア」について話を聞くのは、福井市にある田中病院の大腸肛門外科部長 飯田善郎医師です。これまで3000人以上の手術を行ってきた「痔」のスペシャリストです。

《飯田 善郎医師》
痔にはいろいろなものがありますが、肛門の中の静脈がはれる『内痔核』、肛門の中から外に膿のトンネルができる『痔ろう』、肛門の粘膜がさける『裂肛』、そして『血栓性外痔核』の4つにわかれます。
『内痔核』は肛門を閉じる役割をするクッション部分が腫れてしまう、いわゆる「いぼ痔」といわれる症状です。
『痔ろう』は肛門に細菌が入り中で膿がたまることが原因で起こります。
『裂肛』は硬い便の排泄や下痢によって肛門が切れる、いわゆる「きれ痔」といわれる症状です。
『血栓性外痔核』は肛門の外側に血のかたまりができる痔の一種です。
痔の原因はまだはっきりとわからない部分もありますが、全国で3000万人以上の人が患っています。特に冬に患者が増える傾向にあります。
寒くなると痔の患者さんが増える理由は、気温の低下により肛門の血行がわるくなり悪化するものと思われます。また、この時期は運動不足になり便秘しやすいことも原因の1つと考えられています。

《佐橋アナウンサーリポート》
冷えは万病のもとと言いますが、血行を良くすることがお尻にとっても大切なんです。痔の予防方法として大切なのは、毎日入浴することです。

《飯田 善郎医師》
お風呂に入ると温まり、肛門および全身の血行が良くなります。また清潔にもなります。
アルコール類や香辛料をとりすぎると、お尻を刺激して痔を悪化させます。また、同じ姿勢をとり続けると、血行が悪くなるので要注意です。そして、適度な運動や十分な水分補給、食物繊維をしっかりとるなど生活習慣にも気を付けましょう。

《佐橋アナウンサーリポート》
では、万が一、痔になってしまった場合、どのような処置が必要なのでしょうか?

《飯田 善郎医師》
血栓性外痔核はすべて薬で治ります。内痔核よりの出血も薬でほとんど治ります。痔ろうは手術でないと治りませんが、最近では再発の少ない、肛門のしまりが弱くならない手術が開発されています。
痛みや腫れで生活の質が下がってしまうだけでなく、最悪の場合、菌が全身にまわって命を脅かす危険性もあります。
痔は場所が場所だけに、病院を受診する敷居がたかくなってしまうのが現状です。こんなことならもっと早く手術を受けておけば良かったという患者さんもよくおられます。症状がある方は、一度専門医を受診されることをお勧めします。

TANAKA HOSPITAL医療法人慈豊会 田中病院

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