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大腸肛門外科Colorectal surgery

飯田医師の裂肛手術の論文に関する記事が福井新聞に掲載されました。
記事そのものは、残念ながら、著作権が関係するため、ここには掲載できません。閲覧ご希望の方は、9月23日付の福井新聞をご覧ください。
その要旨を以下に記載いたします。

 要旨
  1. 飯田医師の裂肛手術に関する論文が、権威ある国際雑誌「Journal of Visceral Surgery」に2021年7月21日付でオンライン掲載された。
  2. 強烈な排便時の疼痛をきたす裂肛の根治手術には
    1. 側方内括約筋切開術  肛門の内括約筋(肛門をしめる筋肉)を横の部で1部切開して広げる方法。
    2. 後方内括約筋切開術  肛門の内括約筋を後ろの部で1部切開して広げる方法。
    3. 皮膚弁移動術     裂肛の外側の皮膚の1部を中へ移動させる方法                                              がある。側方内括約筋切開術は、成功率が88〜100%、再発率は3〜9%と手術成績は良好で世界的に標準方式とされている。しかし、手術後、便のもれ(便失禁)が0〜20%と報告されている。すなわち、かなり高率に発生するという報告があり、これが大きな問題となっっている。
  3. 飯田医師は、約40年前より、後方内括約筋切開術と皮膚弁移動術を組み合わせた手術を行ってきた。これまで本術式を行ってきた143人の患者さんを分析した結果、成功率は99%に上り、再発は術後10年目に再発した1人(0.7%)のみだった。また、術後便失禁は、軽度の1人(0.7%)だけだった。
  4. 後方内括約筋切開術と皮膚弁移動術を組み合わせた本術式は、裂肛を確実になおし、再発も極めて少なく、また術後重篤な便失禁は皆無であり、裂肛を根治する手術の1つの選択肢となりうるという結論に至った。
  5. 飯田医師は”本術式は安心して受けてもらえる手術であり、本術式が世界でも広く行われて、世界の裂肛で悩んでいる多くの患者さんに福音をもたらすようになればうれしい。”と話している。



TANAKA HOSPITAL医療法人慈豊会 田中病院

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